扁平足

扁平足は、通常の足のアーチが低くなり、足裏の土踏まず部分が地面に密着している状態を指します。この状態では、足裏の土踏まずが適切に機能しないため、歩行時の衝撃吸収が不十分となり、足に余分な負担がかかります。その結果、足首周辺が腫れたり、長時間歩行が辛くなり、疲労しやすくなることがあります。

扁平足により起こる症状

扁平足が直ちに症状を引き起こすわけではありませんが、無視しておくとさまざまな問題が現れる可能性があります。以下に、その症状のいくつかをご紹介します。

外反母趾

扁平足になってしまうと、足のバランスが崩れることがあり、その結果、外反母趾が発症することがよくあります。外反母趾とは、足の親指の付け根が外側に向かって変形してしまう状態を指します。主に女性に多く見られますが、進行すると腫れや痛みも引き起こすことがあります。

外反母趾は放置すると、ますます変形が進行し、症状が悪化する可能性があります。足指の変形だけでなく、足のアーチの変化によって膝や腰への負担も増え、それに伴う痛みや不調も現れるかもしれません。

なので、早めの治療や予防策が重要です。正しい靴選びや足のストレッチ、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることが大切です。扁平足や外反母趾の症状にお悩みの方は、適切な対策を検討することで、症状の進行を遅らせることが可能です。

足底筋膜炎

扁平足になると、通常の足のアーチが失われて足裏が平らになります。通常、足のアーチは歩行時に足裏のクッションとして機能し、地面からの衝撃を吸収する役割を果たしています。しかし、扁平足の場合、このクッションが不足し、足裏の負担が増加します。

足裏の中央に位置する足底筋膜は、足のアーチをサポートし、足裏を保護します。扁平足になると、足底筋膜に過度の負荷がかかり、炎症が起こることがあります。その結果、かかとやつま先に痛みが現れることがあります。

この痛みは通常、歩行や長時間の立ち仕事などで増加することが多いです。足の疲労感や不快感として現れることもあります。早い段階で適切な対処をしないと、症状が悪化する可能性があるため、注意が必要です。

扁平足の原因は、主に体重増加と骨格の歪みによるものです。体重が増加することで足にかかる負担が増し、足のアーチが崩れて扁平足になることがあります。この状態では足底筋膜に炎症が生じ、かかとやつま先に痛みが現れることがあります。さらに、骨格の歪みも扁平足の原因とされています。特に骨盤の歪みが左右の体重バランスや足の負担に影響を与え、足のアーチが崩れる可能性があります。

当院では、まず患者様の姿勢や歩行の歪みを詳しく調査し、扁平足の原因となる要因を特定します。その後、個々の症状に合わせた治療プランを立て、骨格の歪みを矯正することで足のアーチを改善します。

私たちの目標は、患者様が健康で快適な日常生活を送るためのお手伝いをすることです。名古屋で扁平足の症状でお困りの方々に、専門的なアプローチと治療を提供し、健康な足を取り戻すお手伝いをさせていただきます。